高気密・高断熱の注文住宅は完全自由設計の木下工務店へ

マルチエフェクト断熱壁 デュラウォール2

W断熱の45分準耐火構造大臣認定取得

未来水準の断熱性能と防火性能を両立した断熱壁

未来水準の高い断熱性能を発揮するツーバイフォー工法用の外壁W断熱工法『デュラウォール2』。従来課題となっていたW断熱の防火性についても、燃焼試験を行い大臣認定を自社取得することでクリアしました。

未来基準の高断熱住宅で
いつまでも夏は涼しく
冬は暖かい暮らしを

2022年の住宅性能表示制度改正とともに、断熱等級には等級6と等級7が新設されました。現在の省エネ基準値は断熱等級4に設定されています。
しかし、それはあくまで現代の基準。
30年、40年、50年…これからの人生100年時代の暮らしを支えるためには、躯体の強さは間取りもちろん、性能も未来基準で考える必要があります。
「デュラウォール2」は断熱等級最高値の7の住まいを実現し、家族みんなが末永く豊かに暮らし、次世代に住み継ぐことまで考えた未来基準の高断熱外壁構造です。
高い断熱性能だけでなく、高気密によって暖房効率・換気効率・遮音性を向上する「現場吹付け発泡ウレタン断熱材」を標準採用し続けています。
「デュラウォール2」も主断熱材に同断熱材を採用し、高い断熱性能と住み心地の良さを両立しています。

    ずっと涼しい。
    ずっと暖かい。

    健康にも、地球にも優しい未来基準の高断熱住宅。

    熱を逃がさない、
    熱を守る住まい。

    心地良い室内の気温を一定に保ち、暖房・冷房効率もアップ。

    すき間なく空間を守る
    ”発泡断熱材”

    上手に空気を通しながらすき間なく空間を守る。遮音性も、換気効率も◎。家計にも優しい。

デュラウォール2による快適な住まい

快適な住まいと気密性の関係

「気密性が高い」とは、空間のすき間が少ないことです。
家のすき間が少ないので、外の空気が入りにくく、室内の空気が逃げにくいので、室温が一定に保たれやすく、冷暖房効率・換気効率も向上します。
結果、環境にも家計にも優しく、過ごしやすい住まいとなります。

木下工務店で2007年から標準採用している現場吹付け発泡ウレタン断熱材は、断熱材自体が壁や柱に密着しているため、すき間ができにくい特徴があります。
「デュラウォール2」を採用した場合、家のすき間の量を示す「C値」は0.5~0.7程度と想定されています。
これは、30坪程度の家のすき間を集めてもはがき半分に収まるくらいの数値です。
一般的な高気密住宅のC値は、1.0以下だと言われています。
高気密住宅のC値をさらに下回る「デュラウォール2」は、新しい「超高気密住宅」とも言えるかもしれません。

室内温度を保つ気密性の高さ

3種類の断熱材を使ったそれぞれの家の内壁をサーモグラフィー画像で確認した結果です。
現場吹付け発泡ウレタン断熱材を使用した場合、すき間のできやすい壁と柱の継ぎ目部分も温度変化が少なく、平らな壁部分との温度差はわずか1.3度。他断熱材では、温度の高い部分と低い部分の差が3.8度もあるものもありました。
この温度差の少なさが室内温度を一定に保ちやすく、過ごしやすい住環境をつくりだします。

気密性能比較

現場吹付け発泡ウレタン断熱材

現場で直接吹き付けるタイプのウレタンフォーム断熱材です。施工箇所に直接cき付けることで隙間のない断熱層を形成します。

温度差1.3度
ロックウール断熱材

天然の鉱石や溶鉱炉のスラグを高温で溶かし、繊維状に加工した断熱材です。非常に細かく、織り込まれたような構造になっています。

温度差3.8度
グラスウール断熱材

ガラスを原料として繊維状に加工した断熱材です。ガラスを高温で溶かし、細い繊維にしたものを織り込むことで、断熱性能を発揮します。

温度差3.3度

遮音性能が向上し騒音から守る

すき間が少ないので、もちろん遮音性を高める効果もあります。
「デュラウォール2」のプロトタイプを採用した宮城県・長町展示場で騒音測定を行いました。
「窓を開けた状態の窓台」と「窓を閉めた部屋の中央」で比較すると、最大81dBから57dBまで騒音レベルが下がりました。
これは「鉄道の線路のそば(80dB~)」で感じる騒音から、「博物館や静かなオフィスの中(50~60dB)」に相当するほど静かになったということです。
しかも、長町展示場は県内でも有数の幹線道路の近くにあります。
一般的な住宅街などに「デュラウォール2」を使った家を建てた場合は、さらに静かで過ごしやすい環境を実感できるはずです。

長町展示場 騒音実験

計測①窓を開けた状態で窓台に騒音計を設置
計測②窓を閉めた状態で部屋の中央に騒音計を設置
計測① 計測時間 最小 最大 平均
9:36〜9:41 46dB 70dB 58dB
9:48〜9:53 47dB 83dB 61dB
10:00〜10:05 48db 82dB 58dB
最大平均値 81dB
計測② 計測時間 最小 最大 平均
9:31〜9:36 35dB 59dB 44dB
9:54〜9:59 34dB 57dB 46dB
10:06〜10:11 34db 55dB 45dB
最大平均値 57dB
最大平均値で81dBから57dBへ 24dB低減効果あり

騒音値の基準と目安

80dB 混雑した道路
70dB 交通渋滞・電話の着信音
60dB テレビ・通常会話
50dB 静かなオフィス
40dB 閑静な住宅街
30dB 図書館

高機能素材が支えるデュラウォール2の構造

  1. 都市部の準防火地域で
    木造3階建ての住まいづくりが可能

    W断熱45分準耐火構造の防火認定が市場に少ないことも、都市部の普及が進まない課題になっています。
    「デュラウォール2」は、断熱等級7対応のほか、気密性、遮音性、遮熱性、持続性、施工性、工期短縮とマルチな万能性を追求し、外張り断熱材には「アルミ箔付きポリイソシアヌレートフォーム板」を採用、アルミ箔による遮熱効果と共に防火性能の向上を実現させました。
    建材試験センターでの厳しい燃焼実験をクリアし、W断熱の45分準耐火構造大臣認定を取得しました。
    この認定を取得したことで、都市部・市街地に多い準防火地域でも断熱等級7の性能を持った木造3階建ての住宅建築が可能です。より多くのお客様に健康にも家計にも優しい高断熱性能の住まいづくりをしていただけるようになりました。

  2. 現場吹付け発泡ウレタン断熱材の
    効果を最大限に発揮

    現場吹付け発泡ウレタン断熱材は、壁や天井部分の躯体に直接吹付けて装填します。そのため、板状の断熱材を躯体に合わせて切って壁の中に埋め込む方法と比較して施工が簡単で、すきまが出来にくいのが特徴です。自由な住まいづくりと良質な断熱性能が両立できます。
    すき間ができにくいので遮音性・遮熱性も向上されますし、劣化しにくいのも特徴です。2007年に開発したデュラウォールから大きく進化させ、住宅の外皮から逃げてしまう熱の量を示すUA値は約半分(0.58→0.26)、断熱等級は5から7へと引き上げています。住まいの気密性を示すC値は0.7~0.5程度。建物全体のすき間が、はがき0.5枚分ほどに収まる程度です。

地球に優しいデュラウォール2

リサイクルで持続可能な素材へ

木下工務店で採用している断熱材の製造工場では、この断熱材及びその他成形品の端材をサーマルリサイクルで固形燃料化し、熱エネルギーとして再利用しています。今後は、端材を粉砕しチップ化や板状成形化のマテリアルリサイクル、原料化して利用するケミカルリサイクルの両面で技術開発に取り組み、最大限持続可能な形を目指しています。

NAGAMACHI MODELHOUSE

デュラウォール2を採用した宮城県の『長町展示場』

長町展示場ではデュラフォール2を採用し、東北の気候にも負けない快適な暮らしを体感できるモデルハウスです。